会話がうまい人は話をよく聞き、共感して相手に満足してもらうのが上手です。
今回は、会話の質を向上させてコミュニケーションを円滑にするための2つのコツを紹介します。
目次
話上手よりも聞き上手になろう
よい会話というと、話し上手になろうと自分の話し方を磨くことをイメージするかもしれません。
しかし多くの場合、聞き上手である方が会話を上手に進めることができます。
というのも、聞き上手な人は相手の話を上手に引き出せるので、その人のことを理解しやすく共感もできるためです。
人は自分を理解してもらえたときに喜びを感じるもの。
ですから、まずは話のスキルを磨くよりも、相手の話をしっかり聞くことから学ぶのが会話上手になるための第一歩となります。
聞き上手になって、相手に共感する2つのコツ
では、どのようにすればいいのかというと、2つのコツがあります。
それは、「オウム返し」と「適度なあいづち」です。
詳しく説明しましょう。
オウム返し
相手の言葉をシンプルに繰り返して共感を表します。
たとえば、
A「昨日は朝の通勤電車が30分も遅れて大変だったの」
B「朝の通勤電車が30分も遅れたんですか。それは大変でしたね。」
のように、相手の言葉をそのまま繰り返すだけです。
さらに、以下のように続けることで会話を広げることができます。
A「昨日は朝の通勤電車が30分も遅れて大変だったの」
B「朝の通勤電車が30分も遅れたんですか。それは大変でしたね。それからどうなさったのですか?」
大切なのは、「オウム返しによる共感」+「質問」の形をつくることです。
こうすることで、「わたしはあなたの話に興味をもっています」という印象を相手に持ってもらうことができます。
適度なあいづち
オウム返しとあわせてもう1つ大切なのは「適度なあいづち」です。
自分が会話しているとき、あいづちがあるのと無いのでは不安の度合いが全く異なります。
あいづちは相手の話を聞いていることを示せる非言語コミュニケーションの一つ。
あいづちをすることで、話をしている人に安心感を持ってもらうことができます。
ただし、気をつけなくてはいけないのは「たくさんあいづちをしない」ことです。
「うんうん、そうなんですね。うんうん、大変でしたね。」
と、頻繁にあいづちをしてしまうと、相手の話を遮ることになってしまい、会話がスムーズではなくなってしまいます。
理想はゆっくりとうなずくことです。
そして相手が一通り話し終えたタイミングで
「そうなんですね、大変でしたね。」
のように言葉で共感を示します。
こうすることで、相手の話に集中しながらコミュニケーションをとることができます。
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上手に共感を示して、エレガントなコミュニケーションを身につけましょう
以上、あらためてまとめます。
- 共感に大切なのは「オウム返し」と「適度なあいづち」
- オウム返しをするときは、「オウム返しによる共感」+「質問」を意識する
- あいづちをするときはゆっくりとうなずき、相手が話し終えてから言葉で共感する
人との会話で話すことは大切ですが、聞く人がいなくては会話は成立しません。
それだけに聞く人の役割は大きいのです。
人の話を聞く余裕のある人はそれだけで、エレガントに映るもの。
今回紹介した「オウム返し」と「あいづち」は簡単に実践できますので、是非試してみてください。
今日もあなたの幸運を願いながら。
Lucky Rookie
Photo from x1klima / flickr
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