人生を振り返ったとき、後悔しないために「今」やるべきことがあります。
これは『読むだけで運がよくなる77の方法: 今からハッピー!になるには?』（リチャード・カールソン著、浅見帆帆子訳、三笠書房）を読んで学ぶことができました。
本書の詳細・レビューは以下より確認いただけます。
目次
気づいたときには手遅れ。自分の人生の手を抜いた職人の末路
本書には、とても学び深い話が紹介されています。
引退しようとしている高齢の大工の話です。
その大工は、もうそろそろ家を建てる仕事をやめて、妻と一緒にのんびり暮らそうと思った。
雇い主は、個人的な願いとして「もう一軒だけ建ててくれないか」と頼んだ。
大工は承諾したが、真剣に仕事をする気はなかった。
粗悪な材料を使い、手を抜いた。キャリアを積んだ優秀な職人の幕引きにしては残念な仕事だった。
家は完成した。点検にやってきた雇い主は、玄関のカギを大工に渡していった。
「この家はあなたの家です。私からのプレゼントです」
大工は大ショックを受けた。ひどく恥ずかしかった。
自分の家を建てているとわかっていたら……たぶんもっと頑張っただろう。
（P.20-P.21 より）
わたしたちもこの大工と同じだと著者は言います。
毎日毎日、人生という家を建てているけれど、建てることに全力を尽くしていないことが多いのです。
毎日、自分の人生という家を建てている自覚をもってる？
この話を読んでドキッとしました。
「わたしは自分の人生という家を全力で建てているのだろうか？」
そう考えたとき、今の自分ではきっと後悔する、そう思いました。
あなたは今、毎日、自分の人生の家を全力で建てていますか？
「明日やればいいや」といってやるべきことを先延ばしにしたり、目の前の仕事の手を抜いたり、お酒を飲み過ぎたり、生活習慣を乱して自分を痛めつけていたりしているなら要注意。
あとになって振り返ったとき、自分の積み上げた家（人生）を見て、「わたしは一生ここに住み続けなくてはならないのか…」と後悔してしまいます。
まだ手遅れじゃない！人生を後悔しないために今やるべき5つのこと
わたしたちの人生は自分の歴史で積み上げてきた家です。
そこで、自分の人生という家を素晴らしいものにするために、以下の5つを実践してみてください。
1. 自分のための時間をつくる
まずは何よりもこれ。
仕事や家のことで忙殺されていませんか？
忙しくて自分のことができないというのは、「他人の人生の家をつくっている」ということ。
何をするにもまずは自分のための時間を捻出することが大切です。
自分の時間をつくるコツは「優先順位を決める」「やらないことを決める」「付き合う人を決める」こと。
人生という家をつくる自分の時間をまず確保しましょう。
2. 健康な体をつくる
人生で後悔する人の多くが健康に悩んだ人です。
まずは生活習慣の改善から始めてみてください。
食事を健康的なものに変えて、適度な運動をして、十分な睡眠をとる。
この3つを意識するだけで、健康状態は驚くほどよくなります。
3. 一生かけて続けられる楽しみをもつ
人生にやりがいを見いだせなくて、ダラダラとした毎日を過ごしている人は必ず後悔します。
今のあなたの楽しみは何ですか？
インドアでもアウトドアでも、何かしら楽しめることがあるだけで毎日にメリハリがついて、活気に満ちあふれます。
ただし、酒の飲み過ぎやギャンブルなどの自分の体と金を消耗するもの以外で探しましょう。
4. 人とつながる
老後に孤独で寂しい人生を過ごしたいですか？
「人付き合いが苦手だから」とか「独りでいるのが楽でいい」といって人から遠ざかっていると、将来後悔します。
人とつながるときにおすすめなのは、先に紹介した「一生かけて続けられる楽しみをもつ」こと。
身近な場所にあるサークルを見つけて入会してみることで、一緒にいて共感できる人たちと出会うことができます。
5. 世界に出る、旅行をする
今の時代、世界に飛び出ず国内だけで過ごすのはもったいない。
それこそ後悔します。
自分の価値観は今の狭い環境がつくったもの。
たくさんの文化、価値観、建造物、自然、人にふれあうことで、自分の価値観も広がり、人生という家が大きくなります。
近場からでも安く行ける国はたくさんありますから、是非世界へ飛び立ちましょう。
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手遅れになる前に、人生を後悔しないために、今動こう
いかがでしたか。
もし、今まさに後悔しているとしても大丈夫。
今日という日は、人生で自分が一番若い日なのです。
明日になれば、一日歳をとってしまいます。
動くなら、今です。
もしかしたら勇気が必要なことがあるかもしれません。
しかし、一生後悔するよりはマシなはず。
今湧き上がってきた気持ちを大切にしてください。
この瞬間を逃したら、次はやってきません。
そう思って、自分の人生を変える一歩を「今」踏み出してみてください。
自分の人生という家をつくるのは他でもない、あなたなのです。
自分の人生を後悔しないために今自分を変えるべきときだと気づけた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
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