書評:精神科医がみつけた運のいい人、悪い人の心の習慣(水島広子著、海竜社)

精神科医が見つけた運のいい人、悪い人の心の習慣2

今回紹介する幸運になる本は

精神科医がみつけた 運のいい人、悪い人の心の習慣(水島広子 著、海竜社)。

 

本書を読んだ感想

無意識を意識させてくれる一冊

本書の著者は精神科医ということもあり、内容は人間の心理を深く読み取って書かれています。

たとえば、

  • 無理にポジティブ思考でいると、辛い自分を追い込んでしまうので逆効果。
  • 「こうあるべき」という発想は思考の柔軟性をなくしてしまい、精神的に窮屈になってしまう。

 

といった、自分が無意識にしてしまうことを意識化して新しい気づきを与えてくれます。

特に普段の考え方を柔軟にすることに焦点を合わせて書かれています。

メンタルヘルス的にも毎日の生活の考え方を少しずつ変えることが大切ということもあり、内容を日常生活に落とし込むことで読んだ人が得られる効果を大きくしようとしているのが好印象でした。

 

「鍵カッコ」が多くて少し読みにくいかも

内容に関することではないですが、本書は鍵カッコが異様に多かったです。(後で紹介している目次からも読み取れるかと思います。)

個人的な意見になりますが、カッコが多くて文章を読むときのリズムが損なわれてしまい、少し読みにくい印象を持ちました。

あくまで個人の意見ですのであしからず。

とはいえ、内容はいいものですし、全体の文字数はそこまで多くないので、読書慣れしている方なら問題なく読み進めることができるでしょう。

 

まとめ:精神科医独特の目線から幸運について学べる一冊

日常生活での考え方がネガティブになっていたり、義務感におそわれたりしていると、それだけで疲れてしまいます。

精神科医として多くの人を見てきた著者は、幸運になるためにはそういった普段の考え方を柔軟にしていくことが大切なのだと言います。

なにごとも日々の積み重ね。

日頃の考え方が凝り固まっていると思ったら、本書を読んで、すこし心をやわらかくしてみてはいかがでしょうか。

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目次紹介:精神科医がみつけた運のいい人、悪い人の心の習慣

はじめに——「運のいい人」「運の悪い人」

  • 「運がいい」ってどういうこと?
  • 「自分は運が悪い」という悪循環
  • 「運のよさ」とは、自己肯定感に基づく好循環

 

第1章 絶対に知っておきたい原則:「運」と「べき」は最悪の相性

  • 「べき」には要注意!
  • 「運がいい」と「ラッキー」は違う
  • 「ラッキー」と「運のよさ」の関係

 

第2章 運のいい人は、「被害者意識」から解放されている

  • 「被害者意識」とは?
  • 「ポジティブ思考」のワナ
  • 「自分の傷」も「現実」の一つとして認める
  • 「被害者意識」を手放すと楽になる!
  • 運のいい人は、「事情」を考えることができる

 

第3章 運のいい人は、他人と自分を「比較」しない

  • 他人との「比較」がもたらすもの
  • どうして「比較」してしまうのか
  • 「比較」から自分を癒す魔法の言葉
  • 「運のよさ」が遠ざかる「人生の深掘り」

 

第4章 運のいい人は、「人からどう見られるか」ではなく、「自分は誠実か」で生きる

  • 「運のいい人」は、人間関係に恵まれている
  • 「アンラッキー」が心の病に至るのを防ぐのは何か
  • 「反応」が「症状」となるとき
  • 「まあ、何とかなるだろう」という感覚の重要性
  • 人からの助けに心を開くと好循環に入る
  • 相手からの「助け」を受け入れてよいかどうかの判断は
  • 「自分は全く人間関係に恵まれていない」と思う人は
  • 「運のいい人」には的が少ない
  • 明らかに敵視されてしまったら
  • 誠実に生きていれば「リスク」もとれる

 

第5章 運のいい人には、安定した「価値観」がある

  • 「ラッキー」が起こっても「価値観」が安定していなければ「運のよさ」にできない
  • 「心の平和」に勝ちを置くと、「運がいい」人生が開ける

 

第6章 運のいい人は、お金を「エネルギーを運ぶもの」として考える

  • 「勝ち組」は「運がいい」というわけではない
  • お金を「エネルギー」として考える

 

第7章 運のいい人は、自分の「向き」「不向き」を知っている

  • 「向かないこと」への「べき」から「運のよさ」が始まる
  • 自分の限界を認めるところから「運のよさ」が始まる
  • 「向いていること」がわからない場合は……
  • 運のいい人は、完璧を求めず、「できるだけ完璧主義」で生きる
  • 「できるだけ完璧主義」は、ライフスタイルの「向き」「不向き」にも生かせる

 

第8章 運のいい人は、過去を引きずらず「今に生きる」

  • 「運」は「今」にしかない
  • 「今」を意識すると「運」がよくなる
  • 過去からの「データベース」とのつきあい方
  • 人の話を聴くとき、自分の思考を脇に置いてみる

 

第9章 運のいい人には、日常的な「生活習慣」がある

  • 「運のいい人」は、自分なりの生活習慣を持っている
  • 日常の習慣は「まあ、何とかなるだろう」という感覚を生む
  • 「運を悪くする」習慣には本当に要注意

 

第10章 運のいい人になるための、手っ取り早い「心の習慣」

  • 明るく挨拶する
  • 時間を守る
  • 「怒っている」=「困っている」と、自動翻訳する
  • 「べき」ではなく「したい」で生きる
  • 「見返り」を期待しない
  • 「結果」ではなく「あり方」に目を向ける
  • 人生を「勝ち負け」で考えない
  • よく笑う

 

終わりに——「運のいい人」は「ラッキー」に振り回されない

 

(以上、本書目次より引用)

精神科医がみつけた 運のいい人、悪い人の心の習慣