精神科医的「怒り」を「困り」に変えてストレス解消する

精神科医が見つけた運のいい人、悪い人の心の習慣

「怒っている」を「困っている」と解釈することで、心に余裕を生むことができ不運な状況にも対応できるようになります。

 

これは精神科医がみつけた 運のいい人、悪い人の心の習慣(水島広子 著、海竜社)を読んで学ぶことができました。

目次

怒っているときは、実は困っているとき

本書には以下のように書かれています。

「怒り」という感情の扱い方は、「運のよさ」に直結してくるものです。

怒りはネガティブな目詰まりを起こし、好循環を妨げるからです。

(中略)

人間が「怒り」を感じるのは、基本的に「予定狂い」のときです。

「こんなはずではなかった」という思いが、怒りとして感じられるのです。

「こんなはずではなかった」という状況は、つまり、困っているということです。

「怒っている」=「困っている」という自動翻訳は、他人に対しても、自分に対しても、とても役に立ちます。

(P.155-P.156 より)

自分の考えていたことと違った状況になったとき、人は困惑して感情が高まり、怒りの気持ちがわいてきます。

そんな怒りの感情とうまく付き合うことは、幸運になるためには欠かせないと著者は言います。

このとき、怒りの感情とうまく付き合うテクニックとして「怒っている」ではなく「困っている」という解釈をすることが効果的です。

 

「怒っている」ではなく「困っている」と考えよう

この方法は、自分の怒りにも他人からの怒りにも対応できる優れた方法です。

自分の怒りに対しては、

「怒ってしまうなんて、なんて器が小さいんだろう」

という自責の念がなくなり、

「自分は困っているんだ。では、誰に助けを求めたらいいのだろう」

というように、ポジティブに考えを進めることができます。

 

他人からの怒りに対しては、

「自分が責められているわけではなく、相手が困っているだけなんだ」

と思うことで心に余裕ができます。

そうすれば、相手を気遣ったり、助けてあげることもできるので、早い段階で解決することができるでしょう。

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怒りの感情と上手につきあって小さな幸運を見つけよう

ストレスや疲れがたまってくると、イライラしてしまいますね。

これは、体が肉体的あるいは精神的に困っているからです。

こうした状況に気づいて「自分は困っているんだ」と解釈することができれば、体を休めるなどをして解決することができます。

人からイラつかれたときも、余裕をもって対応できますから、ストレスが軽減されます。

 

こうしてストレスを軽減させることは幸運を見つけるのには欠かせません。

というのも、自分がストレスでイライラしていると視野が狭くなり、考え方も凝り固まり、小さな幸せや幸運に気づけなくなってしまうからです。

今回紹介した方法は、考え方をほんのちょっと変えるだけの簡単なもの。

是非実践してみて、心に余裕のある生活を送り、小さな幸せや幸運を見つけましょう。

 

怒りの解釈をほんのちょっと変換するだけで、心に余裕が生まれることを学べた。

わたしはなんて幸運なんだろう。

Lucky Rookie


 

本書は精神科医である著者が心理治療法である「対人関係療法」を応用して、幸運になるための習慣を教えてくれる一冊。

ムリなポジティブ思考をやめる、「◯◯するべき」という考え方をやめるなど、自分を追い込む思考をやめて心を軽くする方法など即効性がある習慣を学ぶことができます。

興味がありましたら是非読んでみてください。

精神科医がみつけた 運のいい人、悪い人の心の習慣

 

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