怒りの感情を冷静に伝える「アイ・メッセージ」の使い方

アイメッセージ

アイ・メッセージを活用することで、自分の感情と思考を整理していつでも冷静でいることができます。

 

目次

自分の感情を冷静に見つめるために

誰でも自分の気持ちを相手にわかってもらいたいと思っています。

しかし、自分自身が自分の気持ちを把握できていなければ、相手に十分伝えることができません。

そんなときに活用できるのが、「アイ・メッセージ」

これを練習することで、自分の気持ちがより明確になり、相手に対しても正確に自分の気持ちを伝えることができるようになります。

今回は、そんな「アイ・メッセージ」を紹介します。

 

アイ・メッセージとは

「アイ・メッセージ」とは感情的な言葉の主語に「わたしは(英語のI)」をつけたもの。

たったのこれだけです。

主語に「わたしは」をつけるだけですが、心理的に自分の気持ちに目を向けるようになるので、冷静で客観的に自分を見つめることができるようになります。

 

アイ・メッセージの使い方

たとえば、人に対して

「急いでよ!」

と、感情的になっているとき、

「わたしは、あなたに急いでほしい」

とすることで、まず言葉を丁寧にすることができます。

また、「わたしはあなたにこうしてほしい」という自分の気持ちや考えを、冷静な言葉として伝えることができます。

良い人間関係をつくっていく上で、感情的になるのは避けたいもの。

自分が感情的になっているなと感じているときは、アイ・メッセージを利用して、自分の感情をモニタリングしましょう。

 

アイ・メッセージの例

アイ・メッセージの例をいくつか挙げておきましょう。

間違ってる!
→ わたしは、あなたと違った意見をもっています

うるさい!
→ わたしは、あなたに静かにしてほしいです

わかりにくい!
→ わたしは、あなたの言っていることがイマイチ理解できていません

怒ってないよ!
→ わたしは、怒っていません

なんでだよ!
→ わたしは、その理由を知りたいんです

 

このように、感情的になっているときに「わたしは」を文頭につけるだけで、怒りの言葉を冷静な意見に変換することができます。

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アイ・メッセージをつくる癖をつけて生活しよう

コミュニケーションが苦手な人は、責任の所在を他人のせいにしたり、感情的で論理的でない会話をしたり、自分の意見を上手く伝えられない場合が多くあります。

そんなとき、今回紹介したアイ・メッセージを意識して会話をしていると、主語が自分になるため、少しずつ自分の気持ちや考えが明確になってきます。

 

自分が一体どんな気持ちをもっているのか、それを言語化する方法としてアイ・メッセージはとても効果的にはたらいてくれます。

いつも感情的になってしまったり、自分の意見を言うのが苦手だと感じている人はアイ・メッセージを実践してみてください。

自分の思考がはっきりして、コミュニケーションが円滑になりますよ。

 

アイ・メッセージで自分の感情と思考を客観的にみつめる方法を学べた。

わたしはなんて幸運なんだろう。

Lucky Rookie

 

Photo from Matias carcamo / flickr

 

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