ストレスでイライラしているとき、怒って腹が立っているときは視野が狭くなっているため、日頃見つけられるような小さな幸せや幸運を見逃してしまいます。
できれば、イライラや怒りの感情とは上手につきあいたいもの。
今回は、幸運になるために絶対必要な、「怒りのマネジメント方法」を学んで自分あるいは相手の心を沈める方法を紹介します。
目次
まず、怒りってどんなもの?
喜怒哀楽、人の感情の中で一番扱いが難しいのが「怒り」でしょう。
何だか気分が悪くなり、おおざっぱになったり、何をするにもうっとおしくなったり、壊したくなったり、叫びたくなったり。
あなたも感じたことがあるはずです。
そんな怒りの感情はどこからくるのでしょう。
それは、
「経験」「価値観」「意見」「習慣」が他人とちがうこと
が原因で引き起こされます。
たとえばお金の価値観が違う、清潔感への意見がすれちがう、掃除の習慣が違うなどです。
怒りには「自分の怒り」と「相手の怒り」の2種類がある
「怒り」の対処法には2種類があります。
自分が怒る場合と相手が怒る場合です。
このそれぞれの場合で、対処方法が異なってきますので、それぞれ説明しましょう。
自分の怒りを解消する方法
まず大切なのは、自分の怒りの感情に気づくこと。
小さな火種でも「ん?」「あれ?」と思ったことは、怒りの始まりだと認識してください。
「約束したのに」とか「言ったのに」といった「〜のに」を使っていたらイライラしている証拠ですので用心です。
また、怒りの原因は、経験・価値観・意見・習慣が他人とちがうことから生まれます。
これらは「自分と同じでありたい!」「自分と同じであってほしい、そうあるべきだ!」といった思い込みが影響しています。
ですので、思い込みを自分の中に貯め込んでおくのではなく、怒りが大きくならないうちに、自分が何について怒っているかを正直に言葉にすると効果的です。
たとえば、
「わたしは、あなたのお金の価値観に違和感を感じている」
「わたしは、バスマットは汚いものだから、他の洗濯物と一緒にしないでほしいと思ってる」
「わたしは、出したものは元の場所に戻してほしいと思ってる」
など。
このとき、自分(わたしは)を主語にした「アイ・メッセージ」を使うようにすると、冷静に自分の主張をすることができます。
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アイ・メッセージで感情と思考を整理してコミュニケーション上手に
怒りが小さいうちに小出しにしていくことで、感情が大きく爆発するのを防ぐことができます。
他人の怒りを解消する方法
大切なのは相手の怒りは相手のものとしてまず受け入れることです。
「あ、この人はこれが原因で怒っているんだな」と、相手の怒りの気持ちを否定せずに一旦受け止めます。
次に大切なのは「自分のせいで怒らせてしまった」と思わないこと。
仮に自分に原因があったとしても、怒っているのは相手です。
自分が怒らせたのではなく、相手が自発的に怒っているだけだと考えてみてください。
そうすることで、自分は冷静になり、売り言葉に買い言葉でお互い言い争いになることもなくなります。
そして最後に大切なのは、相手を否定しないこと。
他人の怒りも自分のときと同じで、経験・価値観・意見・習慣がちがうことから生まれます。
他人には他人の思うところがあるのですから、そういう考え方もあるのだと一度自分の中で受け止めて、対応する意思があることを示してください。
時間がたつにつれて、相手のヒートアップもおさまってきて、より前向きな解決策を話し合うことができるようになります。
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自分と相手の怒りを解消する方法まとめ
以上のことをまとめます。
自分の怒りを解消する方法
- 自分の怒りの感情に気づく
- 怒りの感情を小さいうちに言葉にして、小出しにしていく
- アイ・メッセージをつかう
他人の怒りを解消する方法
- 相手の怒りは相手のものとして受け止める
- 「自分のせいで怒らせてしまった」と思わない
- 相手の怒りを否定しない
いかがでしたか。
怒りの感情は、人と切っても切れないものです。
上手につきあっていく他ありません。
今回紹介した方法があなたの怒りの感情のコントロールにつながれば嬉しいです。
是非実践して、楽しい毎日を過ごして、小さな幸運や幸せを見つけていきましょう。
怒りとの上手なつきあい方を学ぶことができた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
Photo from lauren rushing / flickr
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