自分の特徴を相手に伝えておくと、人に自分の強みを認識してもらうことができ、たくさんのチャンスに恵まれるようになります。
これは『行動する勇気』(杉山大輔 著、フォレスト出版)を読んで学ぶことができました。
目次
自分の「魅力」や「強み」を相手に何気なく伝えよう
本書には以下のように書かれています。
日々、人との出会いがあります。
会話の中で、何気なく自分の得意なことを話しておくと、何かのときに相手に思い出してもらえます。
それが、仕事や新しい人との出会いにつながるのです。
(中略)
自分の「魅力」「強み」とは何かを理解し、提示していくことで、人はあなたを選んでくれるのです。
つまり、「なぜあなたを選ばなければならないか?」を考えることです。
人に思い出してもらえるような、自分のキーワードをすぐに整理し、何気なく話せるように準備しておきましょう。
(P.119-P.120 より)
大っぴらに自分の強みをアピールすると、強引な印象をもたれ、相手に一歩引かれてしまうかもしれません。
そうならないように、会話中に「何気なく」アピールすることで、自分の強みを自然と相手に提示することができるのだと著者は言います。
自分を売り込むとチャンスが増える
自己紹介で自分の特徴を相手に伝えておくと、「この分野で誰かいい人いない?」という話が出たときに、「あ、それなら◯◯さんがいいよ。」と紹介してもらうことができます。
こうして自分の特徴を覚えてもらえることは、人からもらえる幸運なチャンスを増やすことになります。
日本は謙遜する文化が浸透しているので、自分をアピールすることは苦手かもしれませんが、是非自分の強みをアピールしてみてください。
著者は、帰国子女でありバスケットボールも得意なことを友人に話していたことから、
「バスケットボール」「英語」=杉山大輔
という方程式が友人の中で成り立ち、声をかけられ、元プロバスケットボール選手であるデニス・ロッドマン氏の通訳に抜擢されたこともあるのだそうです。
このように、チャンスは日々まいている種が芽を出すことで生まれるのです。
自分の特徴を10個スムーズに言えるようにしよう
とはいえ、自分の特徴を人に伝えるというのもなかなか難しいもの。
そこで著者は、普段から自分の特徴を10個「すらすらと」言えるようにしておくことを提案しています。
この特徴とは、「優しい」とか「誠実」といった性格的なものではなく、今までに培ってきた具体的なスキルのことです。
言い換えるなら「自分だけのキーワード」。
たとえば著者の場合、英語、教育、経営、バスケットボール、子育て、剣道、インタビュー、MBA、マラソン、筋トレ、映画など。
こうした自分の特徴を日頃から整理しておいて「すらっと」言えるようにしておくと、人との会話で自分の強みを何気なく伝えることができ、必要なときに相手に思い出してもらえるようになります。
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思っている以上に、自分はスキルを持っている
わたしも自分の特徴を考えてみて、以下を挙げることができました。
- 幸運
- ブログ
- テニスサークルリーダー(200人)
- 読書
- 英語
- ライフハック
- 演技(演劇)
- 継続力
- プレゼン
- パーティ企画
など。
自分の特徴を並べてみると、なんだかやる気が湧いてきます。
わたしもこれを日頃から整理しておいて、相手にすらっと伝えられるようにしてみます。
もし、自分にはスキルや長所がないと思うなら、以下の記事を参考にしてみてください。
この記事は、著者(杉山大輔氏)の別書『運を動かせ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を読んで、自分の長所を見つける方法を学んだものです。
自分に長所がないと思う人でも、発想の転換で強みを見つける方法を紹介しています。
▼関連記事
自分の短所を強みにする方法、長所を見つけて得意分野で戦おう
自己アピールをすることは恥じらうことではありません。
現代では、自分の力を知っている人、そしてそれを表現できる人が求められ活躍する時代です。
自分の特徴・強みを人に伝えて、人から覚えてもらい、幸運とチャンスを生み出しましょう。
自分の特徴を相手に何気なく伝えることで、チャンスをつくれることを学べた。
わたしはなんて幸運なんだろう。
Lucky Rookie
本書は「幸せ、幸運は行動する者にやってくる」を信念に、自分の人生をコントロールして幸運を必然にしてきた著者の人生哲学が凝縮されている一冊。
読んでいるとやる気が呼び起こされ、行動するモチベーションが高まり、自分のゴールに向けて一歩を踏み出す勇気が湧いてきます。
興味がありましたら是非読んでみてください。
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